尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)
尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)
尋常性乾癬は北欧に多い皮膚疾患で 、 原因は日照不足によるものです 。
日本では極めてまれな皮膚疾患でしたが最近 、急激な勢いで増えています。
初期症状の特徴として、ぼんのくぼ下の汗が溜まりやすい部位に痒みを伴う紫斑(発赤)が出来、徐々に皮膚の剥離が起きてきます。
その後角質層の角化が進み出すと猛烈な痒みへと移行します。
ここまで進むともうカラー剤パーマ液は沁みて施術出来ません。
勿論カラーやパーマを施してはいけません。
症状が悪化していくと耳周りへと進行し、頭皮全体から首筋へと広がります。
同時に抜け毛も進行し、皮膚からの不快臭も放出し、外見上もゾウの肌のようになり、外出する際の人の眼が気になり出します。
尋常性乾癬の原因としてビタミンD₃の形成不全によるターンオーバーの短縮が考えられます。
日光浴不足・日焼け止め剤による2,900Å~3,300Åの遮断 ・ヘアカラーの乱用(ヘアカラーの長期にわたる使用)は、ビタミンD₃の形成不全を引き起こします。
皆さんは紫外線は悪だと思っていませんか?
紫外線の強さはÅ=オングストローム( 1 ㎜の 1千万分の1 )で表されます。
紫外線で詳しく説明していますので一読お願いします。
紫外線の2,700Å~ 2,900Åは、私たちにとって悪性の紫外線となります。
① サンバーン(日焼けによる炎症)の発生
② 光過敏症の発生
③ 色素沈着の発生
④ 老化促進
を引き起こします。
紫外線の2,900Å~3,300Åは私たちにとって良性の紫外線で、是非取り込みたい紫外線です。
紫外線の2,900Å~3,300Åは、ビタミンD₃の形成をします。
ビタミンD₃の働きは、
① リンの吸収促進
② カルシウムの吸収促進
(リンに結合し体内吸収され骨粗鬆症の防止)
③ マクロファージの活性
(皮膚免疫性の強化)
④ 新陳代謝の恒常性の維持
(皮膚のターンオーバーのサイクルの維持…42~46日)
※ところが、紫外線の2,900Å~3,300Åは、紫外線吸収剤を使うことで遮断されてしまいます。
紫外線の3,300Å~4,000Åは私たちにとって良性の紫外線で、是非取り込みたい紫外線です。
① セロトニン(若返り物質 )を形成します
② メラトニン(睡眠促進物質)を形成します
③ 自然治癒力(皮膚や器官や臓器や骨などが健康な状態に戻ろうとする能力)の強化
④ 皮膚免疫性(白血球)の強化
⑤ サンタン (日焼け)
《悪性の紫外線の遮断…色黒になることで2,700Å~ 2,900Åの紫外線の侵入を防ぎます 》
⑥自律神経のリセット
(交感神経と副交感神経のバランスのいい状態の回復により神経細胞のストレスが解消されます)
※紫外線の3,300Å~4,000Åは、UVファンデーションで遮断されてしまい、サンタンが作られずに紫外線の2,700Å~ 2,900Åの侵入を防ぐことが出来ません。
さらに悪化原因として、次のものが考えられます。
① 石鹸 (石けんカスの発生 )
② 無添化製品 (パラベンフリー・腐敗)
③ 日焼け止め剤(紫外線吸収剤・ファンデーション)
④ 肌荒れ(免疫性の低下)
尋常性乾癬は、ビタミンD₃の形成不全によるターンオーバーの短縮を改善することで回復することが出来ます。
その為には、スキンケア商品の見直しを図ってみましょう。
重症化してしまっている場合は、ステロイド軟こうの力も借りながら症状を緩和させ、スキンケア本来の目的である、皮膚機能の回復・免疫性の回復・自然治癒力の回復・被覆膜の回復を図って、肌が嫌がる全てのものを遠ざけ、健やかな皮膚を育てる生活を心掛けてください。
1ヶ月後・3ヶ月後・6ヶ月後・1年後を目標に続けて欲しいと思います。
・ヘアケア
①ヘアーシャンプー
②ヘアートリートメントリンス
③育毛剤
④コレクションエステローション
⑤クリーム又はオイルエッセンス
・フェイシャル
①クレンジングフォーム
②エモリエントエッセンス
③コレクションエステローション
④クリーム又はオイルエッセンス
・ボディ
①ボディシャンプー
②ボディローション
③コレクションエステローション
④クリーム又はオイルエッセンス
※尋常性乾癬・搔痒性紫斑 ・ アトピー性皮膚炎 ・慢性的皮膚疾患などのトラブルを抱えている方の場合、積極的な日光浴をお勧めいたします。
(露天風呂 の活用)
2021年07月09日 16:54